有名な仕手筋 加藤あきら

株式市場には様々な銘柄が上場していますが、そのなかには企業が望んでいるわけではなくとも「仕手株」になってしまう銘柄があります。仕手株とは、莫大な資金力を持った集団や個人が特定の銘柄をターゲットに定め、水面下で株式を購入してから大量の売買を行うことで人気のある銘柄だと思わせ、一般投資家がその動きに乗り株価が高騰したところで購入しておいた株式を一気に売却した額の利益を上げるもくろみが立てられている銘柄のことを指します。そして、そういった仕手株を仕込む集団や個人のことを「仕手筋」と呼び、日本の仕手筋として最も有名と言えるのが加藤あきらという人物です。
加藤あきらは1941年に相場師であった父の元に生まれ、大学卒業後に証券会社に就職して自らも株式市場で生活の糧を得る相場師になりました。しかし、証券会社での勤めは長く続かず、退職後に様々な職業を転々とします。そして、再び証券会社に就職して多くの顧客を獲得し、仕手筋としての地盤を整えていきました。
そして1977年、最初の仕手集団を立ち上げます。そして、この団体が加藤あきらのキャリアで最も有名な仕手集団に発展し、数々の仕手株で法外な利益を上げ続けました。加藤あきらと配下に置く仕手集団が関わった仕手株は、元々の株価が200円前後だったところが瞬く間に3000円前後まで上がるなど不気味なほどの急上昇を見せた銘柄が少なくありません。仕手戦は株式市場にとどまらず、場合によっては企業の発行済み株式の70%以上を買い占めて会社を乗っ取るという手法をとったこともあり、まさにありとあらゆる手段で利益を上げてきたのです。
加藤あきらは複数回にわたって逮捕されるものの、現在でも仕手筋として株式市場に影響力を及ぼしているのです。

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